ももしゃん@丸の内OLを辞めてインドネシアで生活中

たくさんの寄り道を繰り返し、何とか生きてる日々を綴ります。【自由を求めて生きる元丸の内OL】です。/新卒で入った会社では思い描いていたきらきら丸の内OL生活はできないと悟り退社⇒熊本で半年間のニート生活⇒バリ島の高校にて日本語アシスタントとして活動中

インドネシア人と日本人の時間感覚の違いを個人的に分析してみた

こんにちは。
ももしゃんです。

”インドネシア人は時間にルーズ”
と聞いたことがありませんか?

わたしはインドネシアに来てすぐ、
常にインドネシア人との時間感覚の違いで
悩まされてきました。


ちなみに、今もときどき悩まされています。

ジャカルタとバリ島に住んだ経験がありますが
どちらの人も基本的に時間にはルーズです。

インドネシア人と日本人の時間に対する感覚が
違いすぎて面白いので、
わたしの経験をもとにどんな違いがあるのかお話しします。

 

「昨日」「この前」は同じ単語

インドネシア語で「昨日」は「kemarin」
「この前」も「kemarin」です。

また、「明日」は「besok
「今度」という表現をするときも「besok」と言います。
(正確には、「今度」は「lain kali」という単語が存在します。)

ですが、besokと言われることも多くあります。

日本人的には、なにかイベントの会話をするときは
「いつ」なのか需要ですよね。

でもインドネシア人は会話の中で
あまり的確な日を言いません。

日本人のわたしは、
「いつなの?」といつも聞いています。

いつのことかわからなくて話が進むのって、
なんか気分的にしっくりこなくないですか?


わたしが日付にあまりにもうるさいので、
インドネシア人に呆れられる時があります。

でもわたしがおすすめするのは、
インドネシア人と会話するときは、
「besok」といわれたら、”日付”を確認すること。


これはけっこうミスコミュニケーションが起きる
大きな要因となりますので、ほんとにおすすめです。

日付を聞いてください。

わたしは明日だと思っていろいろ準備して家で待っていても、
実際はまだまだ先のことで、
日付すら決まっていない場合もあります。

特にインドネシア語初心者に多い
ミスコミュニケーションだと思いますので、
注意してください。
(わたしも何回も失敗しています)


インドネシアには四季がない

インドネシアは1年通してあたたかい気候です。
これが何で時間にルーズなことに関係するのか。

完璧に個人的な意見ですが、
常にあたたかい気候ということは、
冬に備える必要がないですよね。


昔の日本は、冬がくると
野菜やお米などの食料が収穫できなくなるため、
冬に備える必要がありました。

日本ではきちんと備えていないと飢え死にしますよね。

でも冬のないインドネシアでは一年中食べ物を
収穫することができますし、
木に登れば果物を採ることもできます。

それだけ食べ物に対する危機感を持っていません。
いつでもどこにでも食料があるので。

日本人は1年を計画的に生きないと冬を越せない。
そのため、先を見据えた行動をする力がついたと思います。


インドネシアには冬がないため、
計画せずともいつでも食料は畑や道端にたくさんあります。
生きるために1年後のことを計画する
必要がなかったのだと思います。


とても大まかな分析ですが、
このような違いからも、
インドネシア人と日本人の時間感覚の違いは
生まれているのだと思います。

 

待ち合わせ時間はおおよその時間

待ち合わせ時間に来るインドネシア人は珍しいです。
ですが日本人の友達がいたり、
日本のことが好きで文化を知ってくれている人は
遅刻をすることは少ないです。

ほとんどの場合、待ち合わせ時間は
”おおよその時間”という認識でいたほうがいいです。
5分前行動なんて言う言葉はありません。

10分遅れても、謝る人も少ないです。
日本人感覚だとイライラする場面がたくさんですが、
これもインドネシアだから仕方がないと思って
あきらめるしかないです。

ちなみに、
イベント開始時間も遅れることがほとんどです。
例えば学校行事。
9時開始とプログラムには書いてあっても、
9時半に始まるのが妥当です。

偉い人が来ていてもお構いなし。
なんなら偉い人は余裕で遅れてきます。

一分一秒を大事にしている日本人の感覚とは
かけ離れていることがわかりますね。



そうはいっても人による

インドネシア人が全員時間にルーズなわけではありません。
これは日本人にも言えますよね。

日本人でも遅刻する人はいるし、
インドネシア人でも時間に厳しい人もいます。

わたしが生活してきて感じるのは、
圧倒的にインドネシア人のほうが時間にルーズだということ。


時間に対する概念は、
それぞれの文化も関係していると思うので
その人を否定する前に、国の文化も知ることが大事だと思います。

とはいっても時間にルーズすぎる人と付き合うのは疲れるので、
妥協してばかりではなく勇気をもって
嫌なことは嫌と伝えてみてください。

お互いのために、時間感覚を共有するのは大事なことだと思います。

インドネシアで我慢ばかりせず、
快適な日々をお過ごしくださいね。